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PTA教育講演会

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「もっと早く聞きたかったよねー」という声が続出 2001年10月13日

 

PTA教育講演会「子どものサインが見えますか」

 

 

↓ 東郷町諸和小学校のPTA新聞を、そっくりそのまま掲載させていただきました。
 
竹内成彦先生により「子どもの心のサインが見えますか」という演題で、PTA教育講演会が行われました。「私はお笑い系です」と言われたように、会場は始終笑いが絶えませんでした。その中で、先生の一言一言には考えさせられる言葉が多く、実に刺激的な90分でした。講演会に参加されなかった方にもぜひ、内容をお伝えしようと、講演会の内容をまとめてみました。

 

良い親・悪い親・普通の親
親を「欽ドン風」に分類すると、良い親・悪い親・普通の親に分かれます。良い親とは子供のことをよく分かっている親です。悪い親とは子供のことが全く分かっていない親です。普通の親とは子供のことを半分ぐらい分かっている親です。しかし、この下にもう一つ困った親がいます。それが「最低の親」です。最低の親は、子供のことを分かったつもりでいます。分かったつもりなので、もうそれ以上分かろうとする努力を放棄しています。例えば学校の先生が「お宅のお子さんは学校ではこんな様子ですよ」と話すと、その親は「いえ、うちの子はそんな子ではありません」と切り返し、人の話を聞こうとしないのです。
どんな親を目指せばいいかと言えば、普通の親ぐらいが適当なのではないでしょうか。良い親を目指し、ある日「私は子供のことがよく分かる良い親なんだ」と思った瞬間、最低の親に成り下がっている可能性があるからです。子供のことが分かったという思いあがりにつながるのです。

 

木の上から見る!?
親という文字は「木の上に立って見る」と書きますね。これが正しい親のあり方です。木の上に立って見ていると、子供の様子がよくわかります。が、すぐ手を出して世話を焼くことはできず、我慢と忍耐を強いられます。なかなかつらい立場であると言えます。ところが多くの親は、「木の下に立って見ている」か「木の上に立って見てない」かの、二つのタイプに二極分化してしまっているのです。木の下で見ている親は、「過干渉」で、木の上で立って見ていない親は「放任」です。どちらも良くありませんよね。

 

子どもに感謝
親はいつでも子供に対し、尊敬と感謝の気持ちを持たなければなりません。毎日不登校にもならずに学校に行っているのは、それだけでも大したものです。不登校の子を持つ親から見れば、思わず拝みたくなってしまうほどです。親は子供を拝みましょう。そうすれば親のいうことをよく聞く良い子になるでしょう。(笑い)

 

不登校にさせないで
不登校は本当に怖いです。世の中には「不登校も受け入れましょう」という論調もありますが、それは違うと思います。中学時代から不登校になった子供の4人に1人は、20歳を過ぎてもプー太郎であるという調査結果があります。このような大人の引きこもりは、社会復帰が大変難しくなります。親御さんたちは、どうか自分のお子さんを不登校にさせないで下さい。
さて、不登校には、3つのタイプがあります。①神経症 ②怠け ③無気力 です。最も多いのが神経症タイプで、それらの子の性格には、次の2点の特徴があります。
①自分に自信がない。
これは親がうまく子供を愛さなかった、褒めなかったことに原因があります。
②二分法の考え方をする。
白か黒かをつけたがる。考え方に柔軟性がない。

 

子供のサイン
子供が好ましくない行動を起こすときは、必ずある目的を持っています。子供が意識しているかしていないかは別にして、子供の目的には、次の4種類があります。
①親の関心を引きたい
もちろん、子供は意識して関心を引こうとしているのではありません。しかし好ましくない行動に親が反応をしめすと①の目的が達成されるわけですから、子供はますます悪いことをするようになります。①の目的に対する親の反応は「イライラ」するという言葉に置きかえられます。子供の行動にイライラを感じた場合の対処法です。こういう時は、子供が良いことをしたときのことを考えてみましょう。あなたは良いことをした時は、当たり前だとばかりに黙っていて、悪いことをした時にだけ注意を向けていませんか。イライラを解消するためには、良いことをした時にこそ、お子さんに関心を持ってあげることです。
②無能さを見せつける
できることもできないフリをします。赤ちゃん返りもその例です。自分の馬鹿さ加減を見せつけて、親にあきらめさせようとするわけです。こういう場合、親は「ため息」が出てしまいます。「全くうちの子は…」とため息が出るのは、子供に期待し過ぎている証拠です。期待と現実のギャップの差にため息が出ているのです。対処法は、子供に期待しないことです。もっとのびのびとさせてやりましょう。
③一人前に扱われたい
子供は、ある時は子供らしく甘やかして欲しいし、またある時は1人前に扱って欲しいものです。そういう矛盾を内包しているのが本来の子供の姿なのです。だから1人前に扱われたい時に子供扱いすると、子供は当然口答えしますし、反抗的な態度をとります。親は「くやしい」と感じてしまいますね。「くやしい」と感じた時は、子供を1人前に扱ってやる、これが対処法です。
④復讐
親を激しく罵ったり、暴力を振るう。長い間自分を理解しようとしていない親に対して復讐をしているのです。こんな子供に対して「憎たらしい」と思ううちはまだましです。これがエスカレートして子供に「恐怖」を感じるようになったら、かなり危険です。もう親の力だけで修復するのは困難です。こんな事態に陥ると、たいがいの親は落ち込み、後悔し「悪いのは私」と開き直ったりします。しかし、後悔と反省は違います。後悔することで自分の今までしてきたことをチャラにしようとする。それでは、そこから一歩踏み込んだ反省には至りません。子供が復讐を始めたら、まず最初にしなければならないのは、子供の人格の尊重と親自身の正しい反省です。

 

 

会場にどよめき
事前に行ったアンケートに記入されていた質問と、講演会当日に出された質問に、竹内先生が答えて下さいました。
どうすれば勉強するようになるでしょうか?
私自身は、勉強よりもっと大切なのは対人関係がうまくできることだと思います。人間関係が全ての基本ですから…。勉強させる方法は、千差万別ですが、強いて言えば、家の中がゴタゴタしていなくて落ち着いていること。親が学ぶ姿を子供に見せること。子供が1人で集中して遊んでいる時に邪魔しないこと。学ぶ楽しさを伝えること。ではないでしょうか。(^_^)
また、塾の先生に聞いた話では、ヤル気を失わせる方法は、次の3つに集約されるらしいです。①勉強しろと言う ②他人と比較する ③テストの点を責める。

 

兄弟の仲が悪いのですが、どうしたらよいでしょう?
実は、兄弟姉妹はもともと仲が悪いのが当たり前なのです。何故なら、親の愛の争奪戦をする宿命にあるからです。夫婦仲をムチャクチャ悪くすれば兄弟姉妹は仲良くなりますが…、まさかね。(会場笑) 親がどの子に対しても同じ愛情を感じるかといえば、そうでもないというのもまた事実です。親は、そのことをよく自覚し、愛情の感じ方の少ない子に対しては、努めて愛情をかけてあげるようにしましょう。
 
(褒め方、叱り方のコツ)
会社において人を褒めるコツ・叱るコツといえば、当然、叱る時は二人きりで叱って相手に恥をかかせないようにし、褒める時は皆の前で大々的に褒めて奮起を促すわけですが、これは利潤を追求する会社では正しいかもしれませんが、家では正しくありません。全く逆です。叱る時は兄弟姉妹の前で見せしめとして叱る。褒める時は2人きりになって褒める。そうすれば、どの子も、他の兄弟が叱られているところは目にするが、褒められているところは見たことがない。しかし、自分だけは、親と2人きりになった時に褒めてもらっている。だから自分が愛されていると感じる。というようになります。

 

 

お話を聞いて
竹内先生のお話、面白かったですよねぇ。大方の皆さんの感想は、表題にもある通り、「もっと早く聞きたかったよねー」だったではありませんか? でも、3・4年生を対象とした今回のアンケートからも分かるように、子育てに悩みはつきもの。お話を聞いた後でも、やっぱり悩むときは悩みますよね。逆にあの話を本当に面白いと感じられた人は、実は、今まで子育てに悩みつまずき試行錯誤を繰り返してきたからこその「納得!」だったんではないでしょうか。

 

 

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