素朴な疑問…

      「サプリメント」って何?
          薬とどう違うの?

現代人のからだは、加工食品の利用や、不規則な食事による栄養の不良、栄養価の低下などによって常に栄養不足気味です。
サプリメント( 栄養補助食品 )は、普段の食事で不足している栄養素を補うためだけではなく、積極的に健康をつくるという目的で誕生しました。

■何故サプリメントなのか?
人間には自己治癒能力が備わっており、普段の栄養素がバランスよく体内にあれば、病気はある程度防ぐことができます。その栄養素の補助をするのが、栄養補助食品(以下サプリメント)の役割なのですが、「 きちんと食事を摂っていれば栄養は摂れる、 薬で栄養を補給するなんて、そんなのは贅沢だ。そんなものに頼っていると、体内の機能が低下して、食事から栄養が摂れなくなってしまうぞ 」といった声も聞かれます。
が、実際のところ、ビタミン、ミネラル、食物栄養素といったものは、普段の食生活で必要量を摂ることは不可能と言われています。
それは何故なのでしょうか・・・?

■現代の食物環境
ビタミンCで例えてみますと、人間が一日に必要なビタミンCの量は50mgと言われています。これは20年前だとミカン半分で取れた量です。
しかし、現代のミカンだと、20個食べなければ、それだけのビタミンCを摂ることができないのです。一日の栄養素をすべて食事から摂ろうとすれば、摂取カロリーが消費カロリーを上回り、肥満の原因になりかねません。
さらに塩分、コレステロールの問題も避けられません。
また、農薬や環境汚染等の相互関係によって、
必要な栄養素を食事のみで摂ることは不可能という結論がでています。

■サプリメントの重要性
現代社会に生きる我々が、健康であるために必要なものとして、たくさんのサプリメントがあり、それらは予防医学にも通じています。
しかし、予防医学を行う上で私たち人間は、必要とするビタミンCやビタミンE、ベータカロチンといった栄養素を合成する能力を持っていません。人間以外の動物は、これらを自らの体内で合成しますが、人間だけが外から摂取するしかないのです。
血圧が高い人・低い人がいらっしゃいますが、薬によって血圧を変えるのではなく、自分の力で正常に戻せたら、どんなにすばらしいことでしょう。
癌、心筋梗塞、脳卒中はいずれも人間の内部の抵抗力の低下、血管障害から引き起こされますが、結局は栄養素の不足が招く病気です。
また、ストレスに関しても精神的な事だけでなく、医学的・科学的根拠があります。
ストレスをためると血管が細くなる、インシュリンの出が悪くなる等、健康を害するさまざまな反応が現れます。それらを抑えるためのもの、用途に合わせたものなど、数多くのサプリメントが開発されているのです。

■これからのサプリメント
あるテレビの番組で、「 ビタミン剤をサプリメント等で摂ることに頼ると、体内で合成する力がなくなるので、なるべく食事から取るようにして下さい。」と話していた料理の先生がいました。料理の専門家がこのレベルですから、サプリメントに抵抗があるのも無理からぬことかもしれません。
しかし、時代は変わりつつあります。「 人間の機能を正しく保つ為に必要なものは、高品質のサプリメント 」となるのです。それが、ほうれん草で良かった時代は終わりました。
これからは吸収率の高い良質のサプリメントの時代です。

【 薬とサプリメントの違い 】
最近、コンビニエンスストアや薬局で、ビタミン・ミネラルの栄養補助食品( サプリメント )が販売され、誰でも手軽に購入でるようになりました。
それで、タブレット( 固形状 )やカプセル( 球状 )のサプリメントを見て、「 薬 」と同じ薬物だと思っている方が少なくありません。
しかし、サプリメントと薬はまったく違うものです。
薬は、身体の異変( 疾病 )があるときに一時的に用いる、基本的に健康体には不必要な化学合成物質で、「 副作用 」といわれる毒性を持っております。
一方、ビタミン・ミネラル等のサプリメントは、体内の生命活動に必要な栄養素であり、健康・病気に関わらず、常に必要で不可欠なものです。
長年にわたる栄養療法の研究により「 薬理効果 」的な部分も解明されてきており、食品同様に栄養摂取源と言えます。

おわかりいただけたでしょうか。
要するに、薬は、病気の人が、その病気を治すために飲むもので、
サプリメントは、病気を予防するために飲むものなのです。

心の相談室with

 

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