売れるカウンセラーになるまでの軌跡

2004年(平成16年)

1月に、家内の実家、北海道へ行きました。スキーをしながら、これから自分はどうやって生きていこうか、真剣に考えました。そう、目標をほとんど叶えてしまった私は、次に進む目標を見失っていたのです。

 

 

2月になって、体調を大きく崩しました。
それでも私は、仕事に穴をあけませんでした。ほとんど声が出ないまま講演に出かけたこともありますし、気が遠くなりながら、点滴を打ちながらもカウンセリングの仕事をしたこともあります。(そういうこともあって、私は、自称、仕事の鬼です。人間そのものはいい加減ですが、仕事に対する姿勢は、自分で言うのも何ですが、大変厳しく、よって、テキトーな仕事をしている人、特にカウンセラーを見ると、非常に腹が立ちます)

 

この頃は、本当に辛かったです。そして、深く反省し、自分自身の体調管理をもっともっとしっかりやっていこうと強く強く思いました。
ある程度お金に余裕が出来たこともあり、妻はのんびり買い物を楽しむ日々を送っていたのですが、それを見ただけでも腹立たしく感じたりしました。私の精神状態は、決して良いとは言えないようです。
この月は、研修参加のため以外を除けば、1日も休みませんでした。というか半日さえも休みませんでした。

 

2月の末に、4泊5日でベーシックエンカウンターに参加しました。
空気の澄んだ清里高原に缶詰になって、私は自分自身を深く見つめ直しました。
ここで学んだことは、自分を信じることとクライエントを信ずること、講演参加者・研修受講者を信じることです。

 

3月、ベーシックエンカウンターから帰ってきたら、とんでもなく仕事が立て込んでいました。それでこの月も、仕事を1日も休みませんでした。
けれど、それではあんまりです。夫しても父親としても失格です。それで、3月の最終日、家族旅行で2泊3日でディズニーシーへ行きました。

 

4月もただただ忙しく、桜が知らぬ間に咲き、知らぬ間に散りました。

 

5月…大枚20万を支払って、箱庭を買いました。自分の気持ちをうまく言語化できないクラエイントに積極的に利用していってもらいたいなあと思ったからです。

 

この頃、休みを設けなくては…と、またまた真剣に誓います。
休みを設けて、家族と過ごしたり、積極的にボランティア活動に精を出したりし始めるようになります。

 

この頃、ちょっとおかしなことが起こり始めました。
スクールカウンセラーがいる学校へカウンセリングをしに行く回数が増えたのです。そこのカウンセラーは何をしているのでしょうか? 本当に謎です。またまた生意気言いますが、臨床心理士も大したことないなあと思いました。

 

竜頭先生が開いている勉強会に行くようになります。
が、正直、ちょっとガッカリした気持ちになることが多かったです。何故なら、竜頭先生は、私の尊敬する師匠ですし、素晴らしい文章を書く方には間違いないのですが、研修そのものは、お世辞にも決して上手とは言えなかったからです。(またまた生意気) 講師本人の能力・実力と、それを伝える技術というのは、また別だなあと思いました。

 

6月、今度は、大学で箱庭療法の勉強会に参加しました。
そこをきっかけに、そこの大学のカウンセリング事例検討会に出るようになり、いろいろなカウンセラーの人に会うようになります。正直、失望することが多かったです。カウンセラーの方は、世間知らずでプライドが高くて視野が狭いなあというのが私の感想です。(生意気言ってごめんなさい)

 

 

余談になるかもしれませんが、
私は、「ごめんなさいね。気を悪くしないで下さいね。私、カウンセラーと名乗る人で、まともな人、初めて見ました。ホント、竹内先生が初めてです。」と、真顔で2回も言われたことがあります。例えば講演会企画担当者の方などに…。
私は、「それは、誤解です、偏見です」とは、とても言えませんでした。「申し訳ないです」と謝るばかりでした。 そう、私も実際、そう思うことが多いからです。

 

 

多忙、その他、さまざまな事情で、ついに人気コンテンツ「日記カウンセラーの憂鬱」を畳む決心をします。
けれど、すぐにまた再開することになります。「辞めないで」というメールを本当にたくさんもらったからです。日記のファンが意外に大勢いることに大変驚きました。

 

 

本当にいろんなことがあります。
無理は禁物です。もっと自分もしっかりせねばなりません。

 

7月、七夕の短冊に、「収入はこのまま、けれど、もう少し暇になって欲しい」と書き、笹に向かって手を合わせて祈りました。
7月、忙しさからなのか、講演会も辛く感じることが多くなり始めました。特に、失礼な講演担当者や、やりゃあいいや講演会(予算を使い切るために、仕方なく開いた講演会などが、これにあたります)等に出くわすと、気分が塞ぎます。

 

小学校の教職員のための研修会を連続で開いたことがありましたが、その寝っぷりに本当に驚きました。あんなに寝る団体を、私は見たことがありません。で、私は、ますます、ラボラトリー体験学習を取り入れねばと思うようになります。

 

電話相談で悩ましいことが増えるようになりました。
やはり電話は、面談とは全然違うなあという思いです。うまく共感できないですし、共感したことが相手に伝わらないです。
ちなみに言葉だけで相手に伝わることは7%、声の調子で伝わることは38%、言葉以外(表情や身体の動き、もっと言えば氣)で伝わることは55%だそうです。
メールでは、7%しか伝わらないんだ、電話では45%しか伝わらないんだということは、覚えていて損はないと思います。
「言葉にトゲがある」等ということを言ったりしますが、これはほとんど声の調子で感ずることなのでしょう。「今日はちょっと、あの人、機嫌が悪いのでは…」ということも、言葉以外でほとんど感じますものね。

 

8月、大学に行って、 ブリーフカウンセリングを勉強しました。
習った時は、「うーん、なるほど…」と思いましたが、実際に使うとなると難しいです。多くのクライエントは、「ええ、確かに…。頭ではわかっているのですが」と言うのです。

 

 

忙しい日々が続き、
お盆に、田舎の、静かな夜の祭りに行き、なぜか涙が止まりませんでした。なんか自分は違う。やっぱり自分は、少し、仕事し過ぎなのではないかなという思いです。

 

日韓箱庭研究会に行きました。
うーん、意味がないです。何故、日本と韓国で合同で研究しなければならないのか、自分には意味がわかりませんでした。
2日間、参加する筈の研究会でしたが、2日目の午後から、思いきりサボってしまいました。それで、鶴舞公園で、ずっと自分の人生を考えます。「何か、違うなあ。これから、どうしよう」という思いです。

 

この頃は、自分の家の直ぐ近所で行われている大きな花火大会も気付かず仕事ばかりしていました。

 

その他…、
オリンピックの女子マラソンを観て大変感動しました。野口選手、金メダルおめでとう!
友人で美術家になった子がいます。その絵を、思いきって、大枚をはたいて買いました。かめびし屋という絵です。
彼女は、高校時代から、とんでもなく絵の上手な子で、今や絹彩画と言えば、前野節と呼ばれるくらいです。(^_^)

 

8月の末、短いお盆休みも満喫した筈なのに、仕事に向かう気力がなくなっていました。それで、立て続けに、コーチングも受け、カウンセリング(私の師匠・スーバーバイザーは、とうにカウンセリング会から足を洗っております。よって、これは、違うカウンセラーの方に…ということです)も受け、 やはり想定範囲内だったので、 占いを受けに行いきました。
占い師にいろいろ言われたのですが、逆に自分の意思を、ハッキリ確認することが出来ました。

 

 

ずっとずっと悩んでいたのですが、
ついにカウンセリング料を値上げすることにしました。
理由は、
@すでに3週間先まで予約でいっぱいである。
A自分の気力と体力の限界は、やはり1日4人。(6人することもあるし、5人することもあるが、毎日は無理) けれど、それだと、貧乏になってしまう。
Bカウンセラーとして成功を収めているのに、貧乏だなんて、やっぱり変。
C他のカウンセリングルームと比べても、やっぱり料金が安い。
Dカウンセリングの予約が入らないように、毎日祈っているなんて、やっぱり変。
E講演の単価が上がっているのに、カウンセリングの単価があがっていかないのは、やっぱり変。
Fお金と幸せの法則を読んだ。ウエブで儲ける方法を買った。加速成功を買った。成功者の告白を読んだ。情報企業人を読んだ。
それで、自分には、お金コンプレックスがあることを知った。
このコンプレックスは、克服しなければならないと思った。

 

値上げに関しては、 今がやっぱりチャンスだし、この機会を逃してはダメだと思いました。 本当は、もっと早く値上げするべきだったかもしれません。今思えば、予約がいっぱいになった時が、そのタイミングでした。

 

お金は汚いものではない。 お金を手にすることは悪いことではない。 たくさんお金を儲けて、たくさん世の中に還元していこう。そう強く思って、カウンセリング料の値上げを決心しました。まさに大決心です。
ただ、継続的に通っている人に関しては、 今まで通りでいこうと思いました。そう、カウンセリングは、ひとつの契約だからです。

 

9月。カウンセリング料の値上げを大決心した私は、久々に友達みんなとバーベキューをしに行きました。楽しくて楽しくて、あらためて自分は、仕事ばっかりしていてはいけないなあと思いました。

 

カウンセリングの依頼を断ってばかりではいけないと思った私は、この頃から、カウンセラーの募集をし始めました。

 

9月の末、ファシリテーターの研修会に行きました。メチャメチャ感動しました。講師は、フリーランスの人(川島憲志)でした。なんの後ろ盾もなく、下手な研修をしようものなら、いっぺんに食うのに困ってしまうという状況に身をおいている人でした。ひょうひょうとした人柄でしたが、言うことは非常に鋭く、「ああ講師は、こうやって人にモノを教えるのか…」と強く思いました。まさにため息です。
そういった意味では、大学の教授の授業はまだまだ甘いですね。だって面白くないもの。
学生相談室のカウンセラーも甘いです。下手なカウンセリングをやっても客は来るし、来なくたって全然困らないもの…。うーん、このあたりは、非常に辛口です。(-_-;)

 

9月の末、ひとりで競馬場に行きました。
わざと、不良っぽい、ヤンチャな格好をして行きました。
それで、大股を広げて椅子に座り、スポーツ新聞を広げて読んだり、パドックに行って、騎手をやじったりしました。いつもすまして、いかにもいい人そうな、誠実そうな真面目そうな顔をしている自分が嫌で、真逆なことをしたかったのです。
その日は、競馬が終わってから、夕方からパチンコをし、閉店まで打ちました。11時に店を出たら、1人で居酒屋に行き、冷酒を煽ります。
ギャンブル漬けの1日でした。お金は数万円儲けました(私は、実は、ギャンブルが強いのですよ)が、それ以上に、何か、自分の中で吹っ切れたものがあり、それが大きな宝物となりました。よーし、頑張ろう! と思いました

 

10月、値上がりしてもクライエントの数は全く変動はなく、そのまま私の収入アップにつながりました。でも、今まで通っていた人については、値段は据え置き。 学生と失業者につていも値段は据え置きとしました。思いがけずお金が手元に残るようになったので、今まで以上に、こちらに寄付するようになりました。

 

自分のカウンセリング講座にも体験学習を導入するようにしました。体験学習は、参加者によって内容の良し悪しが左右されがちですが、私も少しずつ良い雰囲気を作れるようになりました。(*^_^*)

 

埼玉に講演に行きました。私にとっては初めての新幹線に乗っての出張です。夢が叶って大変嬉しかったですが、非常に疲れもしました。これからは、前日から乗り込もうと思いました。

 

11月、ほのぼの育児を、本格的に冊子にしようと動き出しました。

 

この月、本格的にゲシュタルト療法を習いました。
あまり自分には好きになれない・向いてないなあと思いました。

 

クライエント同士を引き合わせ、お見合いさせるというとんでもない企画を立ち上げ、成功させました。でも、これはとっても疲れたので、もうやらないでおこうと思っています。(-_-) 私の仕事じゃないものねえ。

 

もっと講演が上手になりたいという思いから、話し方教室に行きました。
自己紹介の練習を何度もさせられ、なんのこっちゃ! という感じです。

 

熱きカウンセラーの方たちが少しずつ集まり始めました。とてもとても嬉しい事です。優秀なカウンセラーの方を育てる喜び、自分の仕事を減らせる喜び、クライエントに私以外のカウンセラーを紹介できる喜び、ホント嬉しいです。(^O^)/

 

12月、講演会で不快なことが続きました。予算消化のための、やりゃあいいだろ講演会は、講師としても、本当につまらないです。お金をもらっても嫌だなあという感じです。

 

東京へカウンセリングの研修会を受けに行きました。憧れている先生に会いました。
せっかく東京に行ったのだからということで、ホームページで募集をかけたら、直ぐに申し込んでくれる人がいて、東京のカラオケボックスで、5人の方とカウンセリングをしました。
「おー、東京でもちゃんとニーズがあるのだ」と思いました。
東京でカウンセリングした人のうちの3人は、カウンセラーの方で、「ああ、こういう人たちのために、自分もカウンセリングの研修会を東京で開きたい」と思いました。

 

 

唐突にまとめ
今年も、本当に忙しい日々を送りました。そして、ついにカウンセリング料を値上げしました。これは、私の中では歴史的なことです。それから、優秀なカウンセラーの方に出会うことができました。これで少しは、安心してカウンセリングの依頼を断ることが出来るかもしれない…。(*^_^*)

 

今年、受けた主な研修(1日限りの研修から5泊6日の研修まで、様々です)
非構造的エンカウンター(トレーナートレーニング)、箱庭療法、ブリーフカウンセリング、ファシリテーター・ワークショップ、エニアグラム、ファシリテーションを学ぶ、ゲシュタルトアプローチ、話し方の極意、傾聴と共感的理解の演習

 

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