こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい心理カウンセラー、竹内成彦です。
先日、心の病に罹っている当事者が書いた、ある電子書籍を読んでいたら、「精神
科医の仕事は、患者の話を聴くことだ」という箇所に出会いました。
残念ながら、この認識は誤りです。
精神科医の仕事は、患者の話を聴くことではありません。
精神科医の仕事は、患者の脳という臓器が正常に働くよう、薬物を使って治療する
ことです。
精神科医は、ときに、患者の話を耳を傾けることもありますが、それは患者に合っ
たお薬を処方するための手段であり、目的ではありません。
だから、この電子書籍を書いた人は、なかなか自分の心の病を治すことが出来ない
でいるのだと思います。そして、精神科医に対し、不信感と不満でいっぱいになっ
ているのだと思います。
患者歴が10数年と長いのに、上記のような勘違いをしているのですから、一般の
人が勘違いしていても無理ないなぁと思いました。
私は、10数年にあたり、メンタルクリニックへ通っています。レストレッグス症候
群という脳の持病を抱えているからです。今まで4つのメンタルクリニックへ通っ
たことがありますが、診察治療時間は、いつも1分程弱です。そのくせ、精神療法
代と称して、しっかり3,300円(保険が効くので支払う額は、もっと少ないです)を
徴収していきます。正直、「いい仕事だなぁー」と思います。
でも私は、今通っているメンタルクリニックを変えるつもりはありません。
理由は、
1.どこに行っても、ほとんど同じだから。
2.近くにあるので、通いやすく便利だから。
3.医者が患者の話を聴かないという態度・姿勢だから、診察時間が短く、そのお
かげで待ち時間も短い(予約した時間に行けば、待ち時間はいつも0~15分程で
す)から。
話を聴いて欲しいのであれば、精神科医に対し不平不満をたらたら述べているので
はなく、カウンセリングに行って欲しいと私は思います。今度、この電子書籍を書
いている著者に会ったら、そう教えてあげようかなぁー。←会う機会などないと思
いますが…。
【補足】
世の中には、数少ないですが、患者さんの話をよく聴く精神科医もいます。でも、
それは例外的なことです。そして、そのような医師がいる病院は、待ち時間が1時
間2時間と長く、予約が取りにくいところがほとんどです。
ありがとうございます。
2020年3月6日から本格的に始めたユーチューブ動画ですが、
皆さんのおかげでチャンネル登録者数が7,660名を超えました。
⇒ メルマガの購読者は1万名弱。週に1~2回発行しています。
この機会に、ぜひメールアドレスをご登録ください。