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カウンセラーのためのカウンセリング

             教育分析

      教育分析とは、精神分析家やカウンセラーになる人が、自分がまず分析やカウンセリングを受けることによって、自分自身でクライアントの体験をすることである。精神分析家を志す人は精神分析家に教育分析を、カウンセラーを目指す人はカウンセラーにカウンセリングを受けることが望ましい。


カウンセリングの1番の勉強方法は、自分自身がカウンセリングを受けることです。
それにつきます。難しいことではありません。ラーメン屋さんを志す人で、ラーメンを食べたことのない人はいないと思います。それと同じように、カウンセラーを目指す人は、ぜひ自分自身がカウンセリングを受けて欲しいと思います。

カウンセリングがどのようなものかわかってないのに、「カウンセリングを勉強したい」とか「カウンセラーになりたい」とか言うのは変な話(少なくとも私はそう思っています)です。ぜひ、カウンセリングを体験していただきたいと思います。
中には、テレビやラジオで見たり聞いたりした相談もどきを、カウンセリングだと思ってらっしゃる方がいます。そういう勘違いをなくすためにも、カウンセリングを受けてみては…と思います。特に、「カウンセラーを目指す方は、必ずカウンセリングを受けて下さい」と、強くお願いしておきたいと思います。

それと、カウンセラーになりたい方の多くは、昔悩んだことがある、もしくは、今も悩みを抱えているという方がほとんどではないでしょうか? 中には、「私は悩んだことなどない。悩む人の気がしれない。悩まないで済む方法を私が教えてあげる」という方(実際に私は、そういう方に会ったことがあります)がいますが、そういう方はごく一部ではないかと思います。

カウンセラーを目指している方の多くは、「昔悩んだことがあるけれど、今は克服している」と言うようですが、実際のところ、ほとんどの方は、そうではないようです。自分の心の奥深くにある傷が、今はかさぶたになっているだけで、いつまた血が滲むかもしれないという状態になっているのではないかと思います。そういう方がカウンセリングをすると、自分自身やクライエントを傷つける可能性が非常に高くなります。それは危険なことですし、そういう事態は、ぜひとも避けねばなりません。

「私は悩みなどないから、カウンセリングを受けろと言われても、どうしたらいいかわからない」と言う方がいますが、そういう方は「カウンセラーになりたいのだが、カウンセリングを学びたいのだが…」というテーマでカウンセリングしてみてはいかがかなと思います。カウンセラーになりたい、カウンセリングを勉強したい、という奇特な方は、きっとそれなりに、理由というか動機がある筈です。それをテーマにカウンセリングすればよいのではないかと思います。そうすれば、カウンセリングというものがどういうものかわかる筈ですし、クライエントの辛さ苦しさ(実際、クライエントにとっても、カウンセリングは非常に苦しいものです。)も理解できる筈です。

カウンセリングは、自分自身が唯一の道具です。 いったんカウンセリング始まってしまえば、地位も学歴も年齢も性別も全然関係なくなってしまいます。頼るべきは、裸の自分自身だけです。それならば、自分という道具の性能を、事細かく知っておいた方がうんといいのではないでしょうか。自分はどんなことを言われると快く思い、どんなことを言われると不快に思い、どんな話が得意でどんな話が苦手なのか、自分自身で出来る限り理解しておきたいものです。私は、「カウンセリンラーになりたい」「カウンセリングの勉強をしたい」という人に、実に大勢会ったことがありますが、ほとんどの方は皆、本人が気付いていないだけで、りっぱなクライエント予備軍でした。

次に、「カウンセリングを受けたいのだが、どこに行ったらいいのか?」というご質問に答えます。さて一体、どこに行ったら、カウンセラーに会えるのでしょう?
病気でないあなたは、やはり病院に行くべきではありません。医者は、カウンセラーではありませんし、医者がそんなに暇でないことは、あなたも知っている筈です。 また、行政で行っているのは、相談であってカウンセリングではありません。(
皆様から寄せられた質問) やはり、有料のカウンセリングルームに行くべきです。 カウンセリングルームであれば、クライエントを選んだり、「そのような相談は、うちでは扱ってはいません」は言いません。
では実際、どこのカウンセリングルームに行くべきでしょうか?

これは非常に難しい問題です。大きく宣伝しているところが確実であるとは限りません。(むしろ、その逆であることも大いに考えられます) 出来れば、口コミ…。でもそのような情報は、なかなか入ってこないですよね。講演会に出かけてみて、「この人なら…」と思えるカウンセラーに相談する、という手もあります。 カウンセラーが書いた本を読んでみて、「私となかなか気が合いそうだ」と思える人の所へ行ってみる。いずれも、近くにそういう人がいればいいのですが…。

世の中に、カウンセラーという資格(国家資格)は、現在のところ(たぶん未来もそうですが…)ありません。あるのは、民間団体が発行している資格だけです。けれど、臨床心理士の資格を持っている人であれば、一定の水準以上の人であることは間違いないので、大外れする確率はかなり少なく、「どのような人の所へいばいいのか」と問われれば、やはり「臨床心理士の資格を持っている人の所へ行かれてみてはいかがでしょうか」と言いたいと思います。

ただ、こう言ってしまうと何ですが…、ラーメン屋さんでも、何の情報もなく、いきなり美味しいラーメン屋さんに出会えるのは至難の業であるように、カウンセリングルームでも、いきなり自分と波長の合うカウンセラーに出会えるのは、やはり難しいかなあと思います。
それでも、プロを目指すか否かは別にしても、「カウンセリングって何?」と思ってらっしゃる方には、ぜひカウンセリングを受けることをお勧めします。 何故なら、それが1番の勉強方法だからです。(上記の文章は、2001年の春に書きました)

2002年の夏頃からポツポツと、カウンセラーの方のカウンセリング(いわゆる教育分析)をしたり、経験の浅いカウンセラーの方のスーパーバイザーを引き受けるようになりました。最初の頃は、「自分がそんなことをやるのは、大変おこがましいのではないか」と思っていたのですが、この業界に長くいて、世の中のほとんどのカウンセラーが、臨床経験のないペーパーカウンセラーであり、カウンセリング講座の講師の先生でさえ、数百件(もっと少ない人は数十回、0回の人も存在します)程度の臨床経験しか持ってないことを知るようになると、「自分がやってもいいかなあ」と思うようになりました。

私には誇れるような経歴はありませんが、数千回の臨床経験があります。それもこれも、クライエントの方々から信頼されているからこその歴史であり、最近では、もうそろそろ、ちょっと大きめの声で、「私が教育分析をして差し上げましょう」「私があなたのスーパーバイザーになってあげましょう」と言ってもいいかなと思う次第です。
現在、私は、数名(10名に届かない程度の数)のカウンセラーの方のスーパーバイザーを継続的にやっており、今まで教育分析をしたことも、数十回(百回には手が届かないかと思います)ございます。もしも、ご依頼があれば、喜んでお引き受けしたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。申込み方法ですが、通常の
面談カウンセリングの要領でお願い申し上げます。(上記の文章は、2004年の暮れに書き足しました)

 


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