「カウンセラー適性テスト」 製作秘話


こういうテストの類は、
多くの場合、どの問題をどう答えたら高得点が入るのか、大体見当がつくものです。
それは、性格テストでも同じことが言えます。

例えば、多くの性格テスト(「心の相談室with」で行っているNAP性格診断テストは、この例には当て嵌まりません。)の場合は、自己申告なので、心の優しい人に「あなたは心が優しい」という結果が出るのではなく、自分で自分のことを優しいと思っている人に「あなたは心が優しい」という結果が出てしまうようになっているのです。

一例をあげますと、
電車やバスでただの1度も席を譲ったことのない人でも、その人が、自分で自分のことを、「私は困っている人を見るとほうっておけないタイプだわ」と思っていれば、きっとその質問の欄には、ほうっておけないに○をつけるでしょうし、毎度のごとく席を譲っている人でも、その人が、自分で自分のことを「私は、疲れている時は、人に席を譲らない時があるし…」と思っていれば、きっとその欄には、○はつけないでしょう。

これが質問形式のテストの欠点です。
ところが、この「カウンセラー適性テスト」は、大変わかりにくく作られています。 おそらく、故意に高得点を狙っても、ソースでも見ない限り、高い得点は取れないのではないでしょうか。そのくせ、どの質問も、非常に簡単な内容にみえて、その実、とても深い意味を持たせてあります。

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ストレスチェックと合わせて、私の自慢のテストです。
皆さんは、どういう感想を持たれたでしょうか?
余談かもしれませんが、カウンセラーに向いてないからと言って、その人が人間的にどうだ、ということはありません。カウンセラーに向いてない人でも、人間的にりっぱな方はたくさんいらっしゃいます。それは、「草鞋(わらじ)作り職人に向いてないからと言って、人間的にどうだということはない」ということと同じことです。

▲ 上記の文章は、3年前に書きました。
そして、カウンセラー適性テストそのものは、5年半ぐらい前に作りました。

出来た時は、内容よりも、診断テストを作ることが出来たという喜びでいっぱいでした。
※このテストは、ヤヨーというサイトを参考にして作りました。
当時は(今もですが)、うーん、わけわからぬまま作っていました。今考えても、まぐれで作成できた感じです。(^_^;
当るか? 信憑性があるか? というご質問ですが、
信頼度・信憑性は、低いのではないかなあと思っております。結局、回答は、本人の自己申告によるものですし、信頼度・信憑性を、もっと高くするためには、15個ぐらいの問題数では、とっても足りないと思います。
皆さんには、お遊び気分で、参考に出来るかな…程度で、お楽しみいただけたらと思います。
作ったばかりの頃は、ちょっと興奮していて、「素晴らしいテストを作ることが出来た」と勝手に思い込んでいた節が多いです。(^_^;

このテストは、こういう人がカウンセラーに向いている云々と書いてある本・冊子(週刊誌など)をたくさんたくさん読み、それらの最大公約数的なものに、自分の経験からくる考えを足し、最後に、自分の言葉に直して作りました。ちなみに私は、「やや適性あり」です。微妙です。(-_-;)

問題数がたったの15問しかないのは、これ以上、問題を増やすと、いっぺんにやる気を失う人が増えるからです。

蛇足かもしれませんが、
私は、カウンセリングの技法は、カウンセラーの個性・人柄の表現でなければならないと考えています。このあたりの私は、國分康孝先生の影響を強く受けています。

 


カウンセラー適性テスト