室長 竹内成彦の自己紹介

三河タイムスから取材を受けました。

下記は、1998年に、新聞に掲載されたものです。

 

カウンセリングルームを開設した竹内成彦さん

 

アメリカの知識人は、常々精神科医師から心のカウンセリングをうけていることがステータスだと聞いたことがある。豊田市初の精神・心のカウンセラー竹内成彦さんに、同ルームの仕組みや目的・ 必要性などをお聞きした。健康な心を維持したい方の利用を、と竹内さんは静かに語っていた。

 

Q「三つお伺いします。一つめは、出版された『心の病199』という 本の内容について。二つめは、開設されている『心の相談室with』 について、三つめは、この仕事をなさるに至った経緯について…。」

 

Q「最初に『心の病』というこの本についてお聞かせ下さい。」
A「この本のカバーにも書いてありますが、この本は、ストレス社会 を生きる病める現代人を救う本です。私、現役開業カウンセラーが 、心の病をわかりやすく解説しました。心の病について199の症例 をあげ、それぞれに簡単な解説なりアドバイスをしました。健康な人にも読んでいただければ、自分にも心当たりがある症例がいくつか見つかるのではないかと思います。けれど、この本は医学書ではありません。また、心を癒す本でもありません。この本は、心の変調に気付いた人に、早めに専門家(精神科医・カウンセラー)に相談することを勧めた、心の病の入門案内書です。」

 

Q「症例は実例ですか?」
A「いえ、そうとは限りません。見たり聞いたり読んだりした心の病199種類を、思いつくままに紹介したものです。ですから、精神障害名は学術用語ではなく、私の造語もあります。また、自己理解・ 他者理解を深めてくれる本でもあります。病んでいる人と健康と思 い込んでいる人との境目はハッキリとあるものではなく、誰もが少しは、心の病の傾向を持っているものです。このことに早めに気付けば、重い心の病にはならないでしょう。
 この本では、心の病に関しては、基本的に専門家に相談することを勧めています。専門家を訪ねることは、決して恥ずかしいことではないということが繰り返し説明されています。」

 

Q「心の相談室と病院の違いを教えて下さい。」
A「病院では薬物投与をしますが、心の相談室では、薬物投与はしません。医師が心の病を脳の機能障害・故障だと捉えているのに対し、カウンセラーは心の病をストレスに上手に対処できなくなった状態だと捉えています。
 また、精神病院は病気の人が行く所で、カウンセリングルームは 問題を抱えた正常な人が行く所と表現した人もいます。
 心の相談室では、クライエント(依頼人)の相談に、内容に関わらずのることを基本としています。相手の話を共感的に聴き、相手の不安を取り除き、悩みの原因を考えさせるなど、相手に深い洞察を起こさせたりします。その技術を持っているのが、カウンセラーです 。カウンセラーはアドバイザーではありませんので、必ずしも助言するとは限りません。こうしなさい、ああしなさいと言わないことの方が多いというところが、テレビやラジオの人生相談と違うところなのかもしれません。病院が脳の病気を治すところであるならば、カ ウンセリングルームは、心を癒すところであるといってもよいかもしれません。」

 

Q「相談に来るクライエントにはどのような人がおりますか?」
A「クライエントは、下は小学4年生から上は70歳の方までいますが、カウンセリングというものに正しい認識があるという点では、どちらかというと知的な人が多いようです。
 悩んでいる人のほとんどは、孤独感と混乱を抱えています。それを取り除くのがカウンセラーの仕事です。自分の人生経験を押し付 けたりは決してしません。カウンセラーは、心の病がどのような経緯を経て悪くなり、どのような過程を経て回復していくのかよく知っています。クライエントの方には、怪しげな精神世界に迷い込まな いように気をつけて頂きたく思います。

 

Q「健康な人にも心の病んだ部分というものはあるのですか?」
A「健康だと思っている人でも、病んだ部分を持っています。カウンセリングを学んでいる人は、それに気付くのが早いのではないでしょうか。」

 

Q「狂信的な宗教者がやってきて、論争をしかけてきた場合はどう しますか?」
A「私は、職業としてこのカウンセリングルームを開設しております 。ですから、クライエントとしてきた人を拒むことはありません。ただ 、そうでない場合は、お断りさせていただいております。」

 

Q「クライエントとの接触はどのようにして…。」
A「24時間案内テープをまず聞いていただきます。その上で電話で予約していただきます。クライエントとの応対は、原則としてこの部屋で行います。この部屋では、どなたも落ち着いてお話されるようです。」

 

Q「この職業を選んで良かったと思いますか?」
A「人の心を扱う仕事ですから、大変な重圧を感じています。日々努力研鑚を積んではいますが、時に精神的に押し潰されるのではないかと不安になる時もあります。けれど、元気を取り戻される人を見るのは、この上ない幸せです。 今後、現代社会はますます複雑になり、迷ったり悩んだりする人はさらに増加することと思います。そのような方たちに一人でも多く お会いし、少しでもお役に立つことができればと思っております。 今後も頑張っていきたいと思います。」

 

Q「長時間にわたって取材に応じてくださりありがとうございました 。」

 

 

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